【毎日を好きなことだけで埋めていく〜心のブレーキに気付く〜】
こんにちは!
将来を見据えて海外移住を夢見る、2児の母Maikoです。
本田晃一さんの著書「毎日を好きなことだけで埋めていく」を、前回の続きから自身の体験も交えつつご紹介していきます。
今人生で悩んでいる人、もっと楽しく生きたい人、命を輝かせたい人・・・
必要な人に届きますようにと願いを込めて。
好きなことをして生きたいけど、できない理由
「本当は好きなことをやって生きていきたいけど、できない。どうしたらいいんだろう」
と悩む人は多いようです。
「本当はこうしたい」と思っているのに、できないと歯止めがかかる理由としては、
「その先に大変なことが待っている」と、自分自身で思い込んでしまうことです。
夫も私も、現時点では会社員ですが、近いうちに会社員を卒業し、好きなことを仕事に生きていく予定です。
そうすると、
「家族が食べていけなくなるかもしれない」「家賃や生活費の支払が難しくなるかもしれない」といった大きな災難が降りかかるのでは、と恐怖心を抱いてしまいます。
しかし、これは自分自身が思い込んでいる「壮大な勘違い」なのです。
会社員という枠から飛び出すことで、実際にワクワクしながら青天井で稼いでいる人もいます。
一度きりの人生、独りよがりの勘違いで、やりたいことや好きなことを諦めることは、もったいないことです。
自分を縛る「謎の憲法」を疑ってみる
最近では、副業で好きなことをして稼ぐ会社員が増えています。
副業するには、まず小さく始めてみること。
例えば早朝、通勤時間、お昼休み、仕事終わりなどの隙間時間で、やりたいことをやってみるのが一番です。
しかし仕事が忙しいと、隙間時間にこそ仕事をしないと回らない、家事や育児もあり、好きなことに時間を割く余裕がない!と思いますよね。
休みの日も1週間分の作り置きや、子どもの通院などでとても時間は作れないと。
毎日を「やりたくないこと」「好きではないこと」で埋めていると、「本当にやりたいこと」をする時間も気力も湧きません。
そんなときは、「何が自分をそうさせているのだろう?」と考えてみてください。
疲れ果てるまで働き、1秒も無駄にすることなく子どもと帰宅し、夕食準備から寝かしつけまで・・・。
たくさんの仕事が降ってくる会社や、手を貸してくれない社会が悪いと思いたくなりますが、自分自身を極限まで追い込んでいるのは、実は自分自身です。
私の場合、「仕事を片っ端から片付けないと身動きが取れなくなる」「週末に家事の貯金をしないと平日がさらに大変なことになる」と、「そうでもしないと〜になる」という謎の憲法で自分を縛っていました。
しかし、あるときにふと「こんなに死にそうなほど頑張らないと、本当に生きていけないのかな?」と思いました。
会社の先輩達も同僚も、まさしく身を粉にして働いています。
それが当たり前の世界にいると、その人達の考え方が自分の考え方となり、謎の憲法と化してしまうのです。
思い込みや視野の狭い考え方だけで作られた謎の憲法を、「本当にそうかな?」とまずは疑ってみましょう。
何かを得るためには、苦労が必要?
大変な思いをして得たものと、楽に得たものでは感動の度合いが違うと、一般的には思いますよね。
しかし、苦労することが前提になると、楽に何かを得ることにブレーキがかかります。
私自身も身に覚えがありますが、何ヶ月も自分に鞭を打ちながら働き、ようやく大型連休が来て旅行に行くなどの好きなことをすると、「頑張って働いていてよかった」と思います。
しかしこの本では、「本当は何の苦労をしなくても、世の中には感動が溢れている」「大人は苦労との落差でしか感動できず、わざわざ苦労するように自分を仕向けている」ことを教えてくれます。
楽して何かを得ても良い!と自分にOKを出すと、壮大な自然に心洗われるなど、毎日が感動の連続です。
自分にとっては何てことないことをすることで人に喜ばれたり、物事がとんとん拍子で進んだり、楽して得ることに慣れるたびに、「何かを得るには苦労が必要」という思い込みから解放され、また一つ心のブレーキが外れていくと著者は言います。
我慢の達人をやめる
心のブレーキが効きすぎていると、我慢することが当たり前になってしまいます。
私も10数年間会社員として働いていますが、独身の頃や、結婚して妊娠する前までは、自分の好きなことと仕事のバランスをうまくとっていました。
しかし、子育てと家事、仕事を両立させようとすると、基本的に時間が足りないので、まずは自分の我慢が必要と思ってしまい、だんだんと心が麻痺して、好きなことは愚か嫌いなことさえ、分からなくなってしまいます。
我慢することが当たり前になっているかどうかは、「これ好き!」「これは嫌!」と即座に反応できるかどうかだそうです。
頭がぼんやりとして、「毎日が楽しくない・・・」という状況は、すでに我慢の達人レベルと著者は言います。
そんな人は、まず夜にたっぷりと寝ること。
たっぷりと寝ることを続けられれば、気持ちに余裕が出ます。
心も前向きになって、「なんとかなる」と思える、これが出発点です。
嫌なことをやめたりワクワクと出会うことは次のプロセスとなります。