国内外に住むメリット・デメリット
こんにちは!
将来子どもたちを連れて海外移住を夢見る、2児の母Maikoです。
日本に住み続けるメリット・デメリットと、海外に住むメリット・デメリットを纏めます。
筆者は日本生まれ日本育ちですが、幼い頃から海外へ旅に出ることが多く、留学生のホームステイ受け入れや交換留学で1年間ヨーロッパに住むなどの海外経験があります。
日本も海外もそれぞれ一長一短あり、どこで住むのがベストかは人それぞれです。あくまでも一人の母としての意見ですので、参考にしてみてくださいね。
日本に住むメリット
治安が良い
日本は夜遅くに女性一人で街を歩いたり、電車や駅のホームで寝てしまっても命を奪われる可能性が少ない国です。
国によっては街中で銃声が聞こえたり、電車でカバンを守っていないとスリに合うなど、生活する上で気を抜けない国も多くあります。
日本全国大差なく治安が良いのは、特に子育て世代に於いては大きなメリットかと思います。
生活しやすく便利
日本の道路は綺麗に舗装されベビーカーが押しやすいですね。ヨーロッパの街並みはお洒落ですが、石畳なのでベビーカーを押すのは一苦労です。レストランやカフェも基本的に清潔感があります。
またサービスの質もよく、ネットで注文したモノもすぐに届いて便利ですね。
海外では届くはずの荷物がなかなか届かなかったり、留守にしている場合は勝手に隣人に預けられたり、いつの間にか誰かに荷物を開けられている状態で届いたり、驚くことが多かったです。
家族が近くにいるので安心
家族や親戚が近くにいると、子どもや自分自身の体調不良や相談事があるときに、すぐに駆けつけてもらえるので安心ですね。逆も然り、親や祖父母の介護を手伝うこともできるので、相互に安心感はあります。
日本に住むデメリット
窮屈・息苦しい
狭い国土に対して多くの人が住む国なので、特に都心部は人が多く、駅や施設が混雑します。
人とすれ違う・隣に座る距離が非常に近かったり、みんながほぼ同じ時間に出勤するので満員電車は限りなく窮屈ですね。
公共交通機関で子どもが少し会話するだけで白い目で見られたり、ベビーカーを蹴る人がいたり、抱っこ紐のバックルを外すという命に関わる嫌がらせをする人がニュースでも話題になるなど、子育てし辛いと感じることは多々あります。
ワーママは肩身が狭い
子どもの体調不良から始まり、それが自分に移ると重症化して長引く・・・。ワーママあるあるですね。
それに加えて保育園や幼稚園、学校の行事も平日に催されることが多く、必然的に休む日は多くなります。(実際「仕事」は休みでも、「心身」は全く休みではないですが)
仕事に穴をあけたことをお詫びして回るとき、辛いですよね。ワーママはとにかく謝る場面が多く、心も疲れ果ててしまいます。
海外では通常の有給に加え、傷病有給がある国もあり、傷病有給も使いきることが多いようです。みんなが同じように休める制度があるので、ワーママだけが突出して休むような事態にもならず、みんなお互い様の文化が根付いているように思います。
将来が不安
少子化・高齢化が加速していますね。
長年お給料が上がらず物価だけが上がっているこのご時世、子どもを持たない選択をする夫婦・カップルも増えており、少子化に歯止めがかかりません。
その状況が続くと、子どもがいる家庭に寄り添って物事を考えられる人も減少します。日本は大人優先の世界に成り下がっているように見えます。
さらに子どもの数が減少すると、将来もらえるはずの年金も減額されるなどの不安があります。
自然災害や花粉が多い
地震や台風をはじめ、日本は災害大国です。
海外でもハリケーンや洪水など災害はありますが、日本ほど地震が起こる国はないだろうと思います。
また近年は花粉や黄砂が酷いですね。暖かく過ごしやすい気候にも拘らず、外に洗濯物を干せなかったり、子どもたちを外で遊ばせることを控えたくなったり。春はせっかくの良い季節ですが、残念ですね。
海外に住むメリット
自分にとって最適な気候の地域に住める
日本の魅力の一つは四季が楽しめることですが、季節の変わり目に体調を崩したり、出会いと別れがある春に心が不調になったりと、季節が多い国ならではの悩みもあります。
1年中常夏の国、冬は極寒の国など世界には様々は気候の国・地域があるので、自分に合った場所を選ぶことができます。
経験値が上がり、人間的な成長に繋がる
海外での経験があると、世界には多くの人種・文化・生活・言語があることをしります。そして日本のような画一的な考え方ではなく、柔軟に物事を捉え受容するスキルも身につきます。
出る杭は打たれる日本ですが、海外では自分の意見をしっかり伝えるスキルがなければ置いていかれます。
更にサービス精神旺盛な日本ではぬくぬくと過ごせますが、海外では生活の基盤など自分で対応すべきことも多いです。着実にこなしていくことで経験値が上がり、どんなことにも動じない耐性も兼ね備えることができます。
語学力の習得
日本で生活していると日本語のみで生活できてしまいます。
海外で生活すると、英語だけではなく現地の言語を習得するきっかけになります。
世界には母国語と英語だけでなく、平気で7〜8ヶ国語を操る人も存在します。
筆者がヨーロッパで出会った友人でも、3〜4国語話せる人は決して稀ではありませんでした。
自己開示しやすい
日本では「みんな一緒」「揃っていることが美徳」という雰囲気があります。
小学校に上がれば「みんな仲良し」と黒板に大きく書かれていたり、スーパーで売られている野菜や果物はどれも同じような形や大きさで、規格外のものは安く売られたり、そもそも売り場に並ばないことも多いでしょう。
海外では「一人ひとり違って当たり前」という自由な雰囲気があります。
日本のような同調圧力もなく、ありのままの自分でいることができます。
あらゆるシーンで「あなたの意見は?」と聞かれることがあり、自分の意見や芯をもつ大切さも学べます。
家族・自分を大切にできる
海外は仕事と私生活の線引きが明確で、仕事終わりに上司や同僚に誘われ飲みに行くことはありません。休日に得意先からゴルフに誘われることもありません。
みんな家族を大切にしていて、仕事終わりや休日は家族との時間と決まっています。日曜日はスーパーも閉まるほどです。
日本では溢れた仕事を持ち帰理、子どもにテレビを見せながら仕事をするワーママさんたちも多いでしょう。
どちらが自分や家族のためになる生き方かは一目瞭然です。
海外に住むデメリット
家族や友人との距離が遠くなる
住む環境が変わり、時差がある国なら尚更連絡が取りづらくなります。
筆者もヨーロッパで留学していた頃は家族との連絡も毎回時差を考慮して、調整することが大変でした。
しかし時間が合えば連絡を取ることはできるし、最近ではSNSも発達しているのでわざわざ電話の時間を準備せずとも、気軽に連絡を取ることはできます。
日本国内にいても、北海道や沖縄に住めば物理的に遠くなることは変わりません。
不便なことが多い
日本がサービス旺盛な国なので、国内のサービスに慣れていると海外が不便と感じるかもしれません。例えば
✅現金しか使えない
✅コンビニがない
✅役所での手続きがたらい回しにされ時間がかかる
✅インターネットの接続が悪い
✅日曜日にスーパーが閉まる
このような不便さを感じることもありますが、「まあ、そんなもん」と思えば大きなストレスにはなりません。
色々と思うことはあっても、長く生活するうちにいずれは慣れます。
筆者も海外で生活しているときは、デメリットをデメリットと捉えると辛くなるので、あまりその点にフォーカスしないようにしていました。
まとめ
いかがでしたか?
日本で生活するメリット・デメリット、海外で生活するメリット・デメリットを紹介しました。
デメリットと思っていたものがメリットになったり、捉え方次第で変わっていくものもあるでしょう。
日本でも海外でもそれぞれ一長一短あるので、それぞれの良いところにフォーカスして人生を歩めると素敵ですね。